こんにちは、鍼灸師の林です。
女性の身体は女性ホルモンにコントロールされているといっても過言ではありません。
女性ホルモンの中で有名なのは、エストロゲン・プロゲステロン。
この二つのホルモンの働きによって、生理のサイクルが決まり、妊娠するための準備が繰り返し行われています。
女性ホルモンって、生理!とか妊娠!ということに関わっている、というイメージがありますが・・・。エストロゲンには女性らしい身体を作る、健康を保つための重要な働きがあります。プロゲステロンは、妊娠に備えて体内に水分や栄養を蓄える働きがあります。女性ホルモンの嬉しい働きを見ていきましょう♪
〈エストロゲンの働き〉

・肌の潤いを保つ
・髪の毛をツヤツヤに
・気持ちを明るくしてくれる
・記憶力UP
・骨を強くする
・血管を強くする
・代謝を促す、肥満の予防
〈プロゲステロンの働き〉

· 子宮内膜や子宮筋の働きを調節する
・乳腺を発育させる
・血糖値を発育させる
・体内の水分量を整える
・利尿作用
・食欲UP
・眠くなる
髪の毛さらさら、お肌の潤いにしてくれるなど、女性にとってはとても嬉しい効果ばかり。
女性ホルモンを正しく理解すると、美容にも役立てることができますよ✨
例えば、ダイエットを始める場合は、月経~排卵までの低温期がオススメです。卵巣内で卵胞が成熟する時期で、エストロゲンが徐々に増加してくるので新陳代謝が活発になり、女性にとって一般的に調子のよい時期になります。
新陳代謝が上がりやすくなるので、ダイエット効果が出やすいのはもちろん、肌の調子も良くなり、メンタル面でも安定して元気はつらつ、と言う気持ちになる人が多いそうです。
このホルモンのリズムの変化は基礎体温で知ることができます。
基礎体温と聞くと、妊娠したい人・避妊したい人が測る、というイメージがありますが女性がイキイキと健康的に過ごすための情報をくれる、とても便利なものなんですよ♪
ぜひ、女性ホルモンを美容に役立てて下さいね♪

こんにちは、鍼灸師の林です。
おりものって、下着が汚れてしまうといった、ネガティブなイメージがありますよね。でも!!女性の身体の健康を保つためには必要なものなんです!今日はそんなおりものイメージを払拭したいとおもいます♪
おりものってなに・・・?
子宮頚部や膣からの分泌物や子宮や膣からはがれた古い細胞が混ざったものです。正常な場合は無色透明か乳白色、少し粘りけがあります。多少ならば、クリーム色がかっているものも正常です。月経前後や排卵日などに量が増え、少し臭いがすることもあります。

どんな役目があるの・・・?
1.自浄作用
デーテルライン桿菌という善玉菌が酸を作ってくれることで膣内を弱酸性に保ってくれています。このおかげで、細菌が膣を通って入ってくることを防いで、膣内はきれいに保たれています。
2.膣の潤いを保っている
膣は皮膚で守られていない上、とてもデリケートな部分。目の表面を涙で守るために涙があるように、おりものも膣内の潤いを保ち、膣からつながる子宮や卵管を守ってくれています。
3.受精の手助け
排卵期には粘りけのあるおりものが増えてきます。これは子宮内に入ってきた精子が卵子の所までスムーズにたどり着けるようにするためです。
女性ホルモンとの関わり大!
女性の身体は女性ホルモンの影響をうけて一定の周期で変化していますよね。生理同様におりものも女性ホルモンの影響を受けていて、周期があります。その周期によって、おりものが多くなったり減ってきたり、、、と変化しています。
一番量が多い時期は卵胞期後半から排卵期!妊娠しやすくなるように受精の手助けをしてくれる、といった働きが強くなってきます。排卵期を過ぎて黄体期に入るとおりものの量は徐々に減少していきます。この時期のおりものは白く濁ったどろっとしたものなので下着に着くのが気になってしまいます。黄体期を過ぎ生理前も黄体期のようなおりもので少し量も増え臭いも出てきます。生理の数日前から、ちょっぴり経血が混ざる、なんてこともあります。また、生理の終わりがけのおりものにも残っていた経血がおりものに混じっていることもあります。
年齢によって分泌量は変化する!
なんと、おりものは周期だけでなく、年齢によっても量が変化していきます。初潮を迎える思春期ではまだ女性ホルモンの分泌が不安定なのでおりものの量も増えたりへったりと不安定になります。20代~30代では女性ホルモンの分泌量がピークになるためおりものも多くなります。30代~40代の女性は女性ホルモンの分泌量が減ってくるのでおりものの量も減ってきます。閉経後は女性ホルモンがほとんど分泌されないのでがくっとおりものの量が減ってきます。
ちなみに・・・。妊娠中ははお腹の赤ちゃんを細菌から守ろう!と自浄作用が強く働くのでおりものの量は増えてきますよ♪
女性の身体を守ってくれている大事なものなんだー!ってことを少しでも分かってもらえたら嬉しいです(*^O^*)

こんんちは、鍼灸師の林です。
女性であれば、気になるもの・・・。体重!!少しの変化に一喜一憂して、時には無理なダイエットも・・・。でもそんな努力もむなしく、生理前になると体重が増えてしまっている!!

どうして生理前になると体重が増えてしまうのでしょうか…。
水分・栄養・塩分をため込むために体重が増えてしまう
生理前は妊娠しやすい身体を作るために、プロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が増加して、代謝を下げる働きをします。代謝が下がると、栄養や水分、塩分を体内に蓄えられるのですが、むくみも伴うので体重が増加してしまいます。
血糖値が上がることで、食欲が増える!

プロゲステロンという女性ホルモンは血糖値を上昇させる働きがあります。血糖値が上昇すると、血糖値を下げなきゃ!!とインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリン、血糖値を下げる働きだけではなく、脂肪を作る作用も持ち合わせているんです・・・。使われなかった糖はインスリンの働きで脂肪になってお身体に蓄えられてしまいます・・・。また、血糖値が下げるために空腹感が増すので、お腹空いた!ご飯食べたい!甘い物欲しい!となってしまいカロリーオーバーとなってが体重増加してしまいます。
体重が増えちゃうなんて、女子にとってはなんて嬉しくない働き・・・。でも、ホルモンの作用で体重が増えるのは、身体の機能が正常に働いている証拠なんです。
生理後のお身体の変化について

むくみを引き起こしていたプロゲステロンは、生理後に減少していきます。なので身体のむくみもおさまり体重も減少していきます。ホルモンの働きで増えた体重なので、体重減らないーーー!なんでやーーー!って無茶なダイエットはしないで下さいね。生理中は貧血になりやすいですし、無理にご飯を抜くとかはやめてくださいね(>_<)
総まとめ
生理中の体重増加は女性ホルモン(プロゲステロン)のせい!なので、あまり気にせずに、でも食欲増しちゃうからあんまり食べ過ぎないように気をつける!というような感じです(o^^o)♪
ダイエットを頑張っている方は、生理期間中はあまり無理をせずに体重を減らすという事よりも、体重をキープするという意識で過ごした方が良さそうですね。
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こんにちは、鍼灸師の林です。
今日は子宮の病気のご紹介、みなさん、子宮内膜症って聞いたことありますか?
なんとなく、聞いたことがあるような・・・?という方もいるかなぁと思います。なので、子宮内膜って一体なに?と言うことから、子宮内膜症についてご紹介していきます(*^-^*)♪
子宮内膜とは?
子宮内膜は受精卵のためのふわふわベッド♪
受精卵が快適に過ごしやすい環境を作ってくれています。しかし、受精していないと子宮内膜は身体にとっては不要な物なので、生理の時に月経として体外に排出されます。
そして、そして、そんな子宮内膜が子宮腔以外の場所で発生してしまうと、子宮内膜症と呼ばれます。
(実際には子宮内膜ではないので、ものすごく子宮内膜に似ている物が子宮腔外にへばりついているってイメージです!!)
月経痛や慢性的に骨盤が痛くなる、性交痛、排便痛、また不妊の原因にもなってきます。子宮周辺などに子宮内膜が発生することもあり、なぜそうなってしまうのか、はっきりと原因が分かっていません。
子宮内膜症とは、本来は子宮の中にしかできないはずの子宮内膜の組織が、卵巣や卵管など子宮以外の場所にできる病気です。生殖機能がきちんと働いている女性の約10%に見られます。
子宮内膜症が子宮腔のどこで増殖するかは人によって様々ですが、卵巣や腹膜などにできやすいです。特に卵巣に子宮内膜症ができた場合は「チョコレート嚢胞」と呼ばれます。
子宮内膜症の症状
子宮内膜は生理の時に剥がれ落ちるのですが、子宮腔以外にできた子宮内膜も剥がれようとします。しかし、子宮腔以外に出来た内膜は膣を下って体外に出ていくことが出来ないので体内に残り他の臓器と癒着を起こしたりして様々な症状を引き起こします。
子宮内膜症になると痛みが出てきます。どの部位に内膜が出来ているのか、大きさは?どれほどの癒着があるの?といった状態によって変化はありますが、生理痛がひどい、下腹部痛がある、腰痛、性交痛、排便痛、慢性的な骨盤痛などが現れます。また、痛み以外では不正出血がある、経血量が多い、レバー状の塊が出る、ということもあります。
子宮内膜症を発症しても、初めは目立った自覚症状がみられない場合にがありまが、生理を重ねると症状が重くなってきます。
子宮内膜症は女性ホルモンと関係がある!
子宮内膜症は若い世代によく見られるのですが、理由としては生理の回数や妊娠が関係していると言われています。子宮内膜はエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの働きで増殖と剥がれ落ちる、ということを繰り返しています。エストロゲンは排卵と子宮内膜の増殖を促すもので、若いときほど活発に働くために、子宮内膜症が起こりやすくなっています。
これとは逆に、閉経によってエストロゲンの分泌が止まると子宮内膜症も急激に減少することが分かっています。また、妊娠・産後も生理がなくなるので、エストロゲンの働きがおさえられて子宮子宮内膜症の症状が軽減されます。しかし、最近では初潮年齢が早くなってくる、閉経の時期が遅くなっているとういうこともあり、以前よりエストロゲンが分泌される期間が長くなっています。また、働く女性が増えていて妊娠・出産などのライフスタイルが変化していることで子宮内膜症の発症者数が増えています。
子宮内膜症と不妊の関係
子宮内膜症の症状の1つに不妊があります。子宮膣外で剥がれ落ちた子宮内膜がくっついてしまうことで、卵管などもふさいでしまうことが原因だと考えられます。必ずしも不妊になる、と言うわけではありませんが妊娠しずらくなる要因の一つとも言えます。軽度の子宮内膜症であれば、自然妊娠を目指すこともできるのですが、症状が進むと病院での不妊治療が必要になってくることもあります。子宮内膜症で、赤ちゃんがほしいなと思っている方は、卵管がふさがっていないか、など検査を受けてみて下さいね(*^O^*)♪

こんにちは、鍼灸師の林です。今日は病気のお話。子宮筋腫ってご存じですか・・・?
なんとなく聞いたことはあるけれど、どんなものかははっきりと分からない、そんな方が多いのではないでしょうか。
子宮は筋肉でできているのですが、その筋肉が増殖してしまいコブができてしまいます。これを筋肉の良性の腫瘍という意味で、「筋腫」といいます。大きさや数に統一性が無いので、ものすごく小さい米粒くらいのものや、10㎏を超える大きな物もあったり、1つだけ出来ている場合、10個以上できている場合、、、など様々です。年齢的には30代から50代の女性に多く見られる病気で、30歳以上の女性の約20%に子宮筋腫があると言われています。
どうして起こるの・・・?
はっきりとした原因はまだ分かっていません。しかし、初潮を迎えていない女子には起こらない、閉経後には小さくなるということから、エストロゲンという女性ホルモンが原因に関わっているのではないか・・・?と考えられています。ただ、閉経後でも筋腫が縮小しないケースもあり、まだまだ不明な点が多く、ストレスや免疫力低下も影響しているのではないか、という考えもあるそうです。
どんな症状が起きるの・・・?
筋腫が大きくなるにつれて子宮が大きくなってくると症状が現れることがあります。筋腫が出来る位置によっては、大きくなっても無症状のことも多く様々です。子宮がこぶし大異常になると、お腹の上から触っただけで、自分でもしこりがあるのが分かるようになります。ただ、ちょっと太ったかな・・・?と脂肪やお肉がついたと思い込み見過ごしてしまうことも多いようです。
筋腫が大きくなった場合には、月経過多や不正出血、激しい月経痛が起こることがあります。出血量が多い、経血にレバーのような塊が混じる、月経期間が異常に長く続く、不正出血が長く続く場合には貧血になることもあり、慢性化することで階段や坂道を上るのがつらい、すぐに疲れるなど日常生活にも支障をきたすようになってきます。
筋腫が周りと癒着(ぴたりとくっついてしまうこと)してしまうと激しい月経痛下腹部痛を伴うこともあります。筋腫が大きくなるにしたがって膀胱や直腸が圧迫され、頻尿や便秘になったり、残尿感やガスがたまってお腹が張って苦しい思いをする方もいるそうです。また、背中の方にできた筋腫が大きくなると、骨盤内の神経や脊髄が圧迫されて腰が痛くなひともいます。
症状の表れ方は、子宮内のどの場所に筋腫ができるか、その大きさや数によって異なります。子宮筋腫を4つご紹介します。
・粘膜下筋腫
子宮の内側に向かって筋腫ができるタイプです。1㎝ぐらいの大きさでも自覚症状がでることがあります。子宮内膜に筋腫の血管が露出するので、月経の時などに大出血を起こしやすく、貧血が強くでることが多く、受精卵が着床しにくくなります。
・筋層内筋腫
子宮筋腫と診断されるものの約7割がこのタイプだと言われていて、子宮の壁を作っている平滑筋という筋肉にできます。筋肉の中にできるので小さいものなら症状がでることはほとんどありません。しかし、筋腫が大きくなってくると生理の血の量が増えたり不妊の原因になってきます。
・漿膜下筋腫
子宮の壁の一番外側にできるもので、外に向かって大きくなる筋腫です。他の筋腫とは違い、過多月経や貧血などの症状がでないため、気がつかない人も多くいるそうです。筋腫がおおきくなることで膀胱や直腸など他の臓器を圧迫し、頻尿や便秘を起こすこともあります。
・頚部筋腫
この筋腫以外のものは子宮自体にできるものですが、頚部筋腫は子宮の膣側にできる筋腫です。大きくなると過多月経になり、貧血状態が強く出るので、その段階で手術をすることが多いようです。
イメージ図

※画像はインターネット上からお借りしました。
子宮筋腫の治療法は薬物療法や手術(筋腫核摘出、子宮全摘出など)となっています。良性腫瘍なのでガンのように身体をむしばんでいくことはありませんが、妊娠・出産や、月経や貧血などの日常生活への影響がでることもあるので、産婦人科医と相談しながらライフスタイルに合わせたつきあい方をしていきましょう。
こんにちは、鍼灸師の林です。今日はオキシトシンというホルモンについてのご紹介です。オキシトシンは、幸せホルモン以外にも、愛情ホルモンや癒やしホルモンなんて別名がついているホルモンなんです。私の中のオキシトシンのイメージカラーはピンク色です。

どんな働きがあるの・・・?
オキシトシンの主な役割として、分娩を促す作用があります。子宮筋を収縮させて陣痛を引き起こして、赤ちゃんを押し出そうとします。なんと、陣痛促進剤にもオキシトシンが使われることがあるんだとか・・・!出産後にもオキシトシンは大量に分泌されて、子宮を小さくして胎盤が剥がれ落ちてできた傷を塞いでくれます。また、母乳を出しやすくする作用もあります。
そしてそして、信頼関係を深める、という精神面での重要な効果があるとわかってきました。オキシトシンが分泌されることで、お母さんは赤ちゃんを愛おしく感じるようになり、母性愛が強まると言われています。また、愛情が深まるだけで無く、恐怖心や不安などを減らして、精神的に安定する効果もあるそうです。このことから、上でご紹介したような別名、愛情ホルモン・幸せホルモン・癒やしホルモンとよばれています♪
どうしたらオキシトシンは増えるの・・・?
オキシトシンは妊娠出産に関わって自然と分泌されることがわかっています。恋人や夫婦、好きな人とスキンシップをすることで分泌量が増えます。手をつなぐ、ハグをする、など心地よいスキンシップをするとたくさんオキシトシンが出てきてくれます。また、マッサージやエステ、美容院でのシャンプーをする、といった誰かと触れあって心地よいな、と感じる時にも分泌が促進されますよ。最近の研究では、犬をなでたりするだけでも人間の脳内ではオキシトシンが分泌されることがわかっています。
赤ちゃん・ママ・パパにとって重要なホルモン

愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシン、赤ちゃんを守ろう!という気持ちがとても強くなります。しかし、赤ちゃん以外の人には攻撃的になってしまう、という作用もあります。守りたい気持ちが強くですぎて、赤ちゃん以外のすべてを敵とみなしてしまうのが原因ではないか・・・?と考えられています。
産後の育児に追われるなかでパパにあたりが強くなってしまうのはオキシトシンの影響もあるかもしれません。産後、赤ちゃんのお世話で大変!という気持ち、赤ちゃんを守らなくちゃ!と言う気持ちが大きくなってしまうことをお互い理解してほしいなぁと感じます。そして、手を繋いだり、ハグをしたりといった夫婦同士のスキンシップでお互いのオキシトシンを分泌させ合って下さいね。
こんにちは、鍼灸師の林です。
みなさん、生理の血ってチェックしてますか・・・?なんと、生理の血って体調やお身体の状態によって変わってくるんです。経血は他人と比べることが無いので、自分の血は普通だ!と思っている人の多いと思います。今回、いろんなタイプの経血の状態をご紹介するので生理の血で体調チェックをしてみてください☺♪
まず始めに!正常な経血の色は、血液よりも少し濃いめの色をしています。
薄いピンク・薄茶色の経血は身体の元気や血液が不足しています。(気・血についてはこちらをご覧下さい♪)この色の経血の方は胃腸に負担があまりかからないように、温かく栄養のあるものを摂るようにしてみてくださいね。よく噛んでたべて、身体に栄養を補給してあげましょう♪
赤紫色の経血は気や血の巡りが悪くなっています。ストレスが溜まりやすい方に見られます。お散歩など、軽い運動をして気分転換をしたり、リラックスができるような環境を作って生活をしていきましょう。
どす黒い色の経血は冷えによって血の巡りが悪くなっています。手足や身体が冷えやすい方に多い経血です。靴下をはく、腹巻きをする、といった冷え対策はもちろん、温かい物を身体に入れて内側からも冷えを取っていきましょう。
真っ赤な色の経血は一見正常なものだ!といった印象を受けますが、、、。実は身体に熱がこもっている人に見られます。辛い物が好きな人・よく食べる人は熱が身体にこもりがちになってしまいます。
ここまでは経血の色のお話をしてきましたが、、、。
どろっとした血の塊が混じる、なんてことはありませんか?
経血の中に小さな血の塊がある場合は気の巡りが悪くなっています。赤紫色の経血の方と同様にストレスに注意が必要です。リラックス&気分転換をしていきましょう。
レバーの様な大きな塊が混じる場合は血の巡りが悪いこと、余分な水分が身体にあること、また冷えも関わってきます。過度な飲酒、甘い物・脂っこい物の食べ過ぎに心当たりはありませんか?一度食生活も見つめ直してみましょう。
また、経血の中に塊のようなものが混じる方でとても生理痛が強い方ですと、子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もあります。もし当てはまる場合は一度婦人科で状態を見てもらうことをおすすめします。
ご自分の状態にあてはまるものはありましたか・・・?生理は自分の体調を知らせてくれています。自分の身体を知る一つのきっかけにもなるので、自分を身体を見つめると言うことも含めて一度確認してみてください(*^O^*)♪

こんにちは、鍼灸師の林です。
今日は不妊の原因にもなる、高プロラクチン血症についてご紹介していきます。
プロラクチンとは・・・?
出産後の身体のためのホルモンです。母乳を作るために乳腺を発達させる、育児がしやすいように子宮収縮させる、という働きがあります。また、出産後のお母さんは母乳を出したり赤ちゃんの世話をしたりと大忙し。身体にこれ以上の負担をかけないようにするため、すぐに妊娠しないよう排卵を抑制させる働きもあります。またプロラクチンは黄体に作用することでプロゲステロンという妊娠を維持するためのホルモンを分泌させる働きもあります。(プロラクチンは子宮内膜という受精卵が過ごしやすいふかふかお布団を子宮内に作ってくれます♪)
高プロラクチン血症とは・・・?どんな症状が出るの・・・?
プロラクチンの血中濃度が高い疾患です。妊娠していない状態で血液検査をして、プロラクチンの血中濃度が30ng/ml※を超えると高プロラクチン血症と診断されます。
※正常値の場合
妊娠していない女性・・・3~30ng/ml
妊娠中の女性・・・30~209ng/ml
閉経した女性・・・2~20ng/ml
プロラクチンが身体の中に多く存在している、ということはプロラクチンの作用が強く出過ぎてしまう!と言うことです。
なので、乳頭が痛くなる、胸が張ってくる、妊娠していないのに母乳が出るといった症状が現れます。また、排卵を抑制する作用があるので、無月経や無排卵になることがあります。高温期と低温期の移行も難しくなってくるため基礎体温のグラフも平坦なものになってきてしまいます。女性だけの病気、と思われがちですが男性にも高プロラクチン血症は起こります。男性の場合は乳汁(母乳の別の言い方。)が出たり、性欲が減退といった症状が現れます。
原因は一体何・・・?
ピルや胃潰瘍、抗うつ剤、降圧剤などを長期的服用することでホルモンバランスが乱れてしまい高プロラクチン血症となってしまう場合があります。
脳の下垂体という所に腫瘍が出来たために高プロラクチン血症となることもあります。この腫瘍が原因の場合は頭痛や吐き気、視野が狭くなる、視力異常が起こることもあります。
この2つのような明確な原因が無いけれど、プロラクチンが多いという方はストレスが原因なのではないか・・・?と考えられています。ストレスは自律神経のバランスを崩してしまうので、あらゆる不調の原因となってしまいます。私達の身体は自律神経(交感神経と副交感神経)により調節されていて、この自律神経が乱れることでホルモンバランスが崩れてしまいます。
そのことによって、プロラクチンの分泌にも影響を及ぼすことでプロラクチン血症になる場合があります。また、高プロラクチン血症は体質によるものもあり、普段は正常値だけれど夜間やストレスが溜まったとき、黄体期の時期だけプロラクチンの値が高くなって高プロラクチンになる、ということもあります。
高プロラクチン血症の方は一度毎日の生活を見直してみませんか?ストレスを取り除くために、リラックスをしたり気持ちをリフレッシュできるようなものを見つけていきましょう♪
女性のみなさん、生理は順調にきていますか・・・?妊娠中じゃないのに生理が止まってしまった、全く来ない、なんて人はいませんか?生理が止まってしまう事は生活習慣によるものもありますし、なにか病気が隠れているかもしれません(‥;)
なので、今日は生理が止まる考えられる原因をいくつかご紹介したいと思います。
生理がどうやって起きているか、と言うこと知りたい方はこちらをご覧下さい♪
⇒生理痛が起こる原因
まず始めに・・・!
生理が全く来ない状態のことを無月経、18歳までに一度も生理が来たことの無い人のことを原発性無月経、生理周期通り生理がきていたのに3ヶ月以上止まってしまうことを原発性無月経と言います。
病気以外の原因として・・・。
1.妊娠した

生理が突然来なくなった時に真っ先に想像できるのが妊娠ですよね。妊娠すると妊娠を維持するためのホルモンが出るので出産後数ヶ月経つまで生理が止まります。なので性行為をした後から生理が来なくなった、という人は避妊の有無に関わらず妊娠をしている可能性があります。
2.食事の量が急激に減った
過度な食事制限をしている、悩み事があって食欲がなくなってしまった、体調が悪くて食事が摂れない、といったことで生理が止まってしまいます。またそれによって、体重が急激に(大幅に)減ってしまうことも原因の一つです。食べる量を突然減らしてしまうと、脳が非常事態!!身体の中に栄養が入ってきてない!!身体を守らなくちゃ!!!と、私たちの身体・命を守るために様々な機能をストップさせてしまいます。生殖機能もストップしてしまう機能のひとつです。非常事態と感じた脳が女性ホルモンに関する機能を止めてしまうことで生理不順や生理が止まるといった事がおきてしまいます。
3.体重の増加
急激な体重減少で生理が止まることがあるとご紹介しましたが、急激な増加で止まることもあります。急に体重が増加することによりホルモンバランスが乱れてしまうことや、体重増加の原因となるストレス過多によるもの(ストレス解消のために過食をして体重が増加したなど)脂肪細胞からも女性ホルモンが作られるため、身体に女性ホルモンが多くなりすぎてしまうため、脳が卵巣の働きを抑えてしまうので生理が止まってしまします。
4.スポーツをし過ぎている
適度な運動はストレス解消や、リフレッシュ効果もあり心身の健康や美容のためにもとても良いのですが過度のすぽーつは生理が止まる原因になってしまします。激しいスポーツは体力を消耗しすぎたり、体重や体脂肪を減少させすぎてしまって、脳が非常事態だと判断して生理機能が止まってしまいがちです。女性アスリートの方の中にも生理に対するお悩みを抱えている方も少なくはないのでは・・・と思ってしまいます。
5.頭を使いすぎている
パソコン仕事や受験勉強を頑張りすぎて、頭を酷使し過ぎると生理に影響が起きてしまします。これは、脳が沢山の情報を処理しなければいけない!と頑張りすぎて疲れてしまうことで、ホルモンを出す所まで手が回らなくなっているからです。
パソコン仕事や受験勉強などで頭を使い過ぎると生理が止まってしまうこともあります。これは、脳がたくさんの情報処理をしなければならないことで疲労して、ホルモンの指令を出すところまで手が回らなくなってしまうようです。また、神経が使いすぎていると子宮が緊張してあまり動いてくれなくなってしまいます。
6.ストレスによるもの
現代社会において、とても増えているストレス。体重の増減や食事量の減少、身体を酷使するといったストレスだけでなく、就職や引越、結婚など生活環境ががらっとかわることによって良くも悪くもストレスは増えてしまいます。精神的ストレスは全てがダメ!。というわけではありませんが、かかり過ぎると、女性ホルモンを出しなさいと命令する脳の視床下部という部分がダメージを受けてしまい、正常に機能しなくなってしまいます。この視床下部はとってもデリケートな部分なので、強いストレスを感じると働きが落ちてしまします。
なにか思い当たることはありましたか・・・?
ちなみに、私はストレス過多で生理が止まらなくなってしまったことがありました。いわゆ過長月経というものです。あと、不正出血も起こしたことも。女性の身体ってほんとうにストレスに左右されるんだなぁと、実感しました。
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こんにちは、鍼灸師の林です。前回生理が止まる事についてお話をしました。
内容が前回と少しかぶってしまうこともあるとは思いますが、今日は思春期の女の子達に向けて生理が止まる事についてお話をさせてください♪
若い世代で増えてきています・・・。
最近では、中学生や高校生の若い世代でも生理が来なくなってしまう女性は増えてきています。少しずつ生理周期も安定してきた時にぱったりと生理が止まってしまう「続発性無月経」と呼ばれる状態になっている人が増えてきています。
思春期は身体が成長していて、大人の女性になるための準備期間です。エストロゲンという女性ホルモンが卵巣から出されるのですが、まだまだ卵巣の機能が未熟なために生理周期が安定しなかったり、突然生理が来なくなることもあります。思春期の後半くらいになってくると身体も成長してきているので、身体と女性ホルモンとのバランスもとれ生理周期も安定してきます。
無理なダイエットは今すぐストップ!!
中学生くらいになってくると、ファッションや美容に関心を持つ女の子達も増えてくると思います。(最近だと、小学生でも興味がある子もいるのかな?)かわいくなるためには、ダイエットをしなければ!と過度なダイエットを行う事は要注意ですよ。身体が成長しようと頑張っているときのダイエットは大人が行うダイエットと比べても危険です。(とはいっても、大人の女性の過度なダイエットは危険ですよっっ。)思春期は女性ホルモンの作用で皮下脂肪が付くようになってきて、腰やお尻が丸みを帯びてきます。身体が丸くなってくる=太ってしまったと思ってしまう事もあると思います。
でも大丈夫、身体がきちんと成長している証拠です。かわいくなりたい、きれいになりたいと思う気持ちはとても分かります。なので、食べないダイエットを行うのでは無くきちんと栄養バランスのとれた食事を摂って、適度な運動を行って下さいね。成長中の身体にきちんと栄養を入れてあげて、身体の内側からきれいにしてあげましょう。この時期はホルモンのバランスの関係で皮脂腺の活動が活発になるのでニキビもできやすくなってしまいます。なので、甘いお菓子や脂っこい物や刺激物を取り過ぎてしまうとよりニキビが出来やすくなってしまいので、控えてみて下さいね。
身体からのSOS
生理が止まってしまう原因の一つはストレスです。勉強やクラブ活動、人間関係など・・・。目に見えないストレスは、身体と心に大きな負担をかけてしまいます。思春期は身体が大人に近づき、心もどんどん大人になっていきます。そんな時に大きなストレスがかかってしまうと生理不順が起こったり、生理が来なくなってしまうこともあります。
ストレスを感じているな、せっぱつまってきているなと思ったら、一息ついてリフレッシュしてください。身体と心に休憩をあげてくださいね。生理中の不快感から解放された!やったぁ!と喜ばないでください。
生理が止まってしまう原因を二つあげましたが、病気によるものもあるので、不安な場合は婦人科へ受診することをオススメします。鍼灸は、ホルモンバランスを整える事で生理のお悩みを解消することもできますよ(*^-^*)
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