不妊カウンセラー養成講座　～印象に残った性分化疾患について～

こんにちは、鍼灸師の林です。

わたし、日本不妊カウンセリング学会というものに所属しているのですが…

（詳しく知りたいって方は画像をクリックしてください♪）

先日、この学会が行っている不妊カウンセラー養成講座を受けに東京まで行って来ました！豊橋市内で不妊治療を行っているお医者様も不妊カウンセラーの資格を持っていらっしゃるみたいです♪

年に2回ほどセミナーで東京までいくのですが、やっぱり発信の中心地！とても人が多くにぎわっていて、少しわくわくします。東京暮らし、なんとなく憧れちゃう気持ちがむくむく沸いてきます。

こんな感じの看板

今回の養成講座では不妊治療に関わる事から、その先の先。出産後の子どもの病気の話や、子どもたちにどういった形で性教育を伝えていくのか、不妊治療中の漢方などをその分野で活躍されている先生達から聴くことができました。

元々気になっていて、特に印象に残っているのが性分化疾患について少しご紹介をさせてください。

性分化疾患は性自認、性的思考とは別になります。男性が男性を好きに、女性が女性を好きに、といったことではなく、染色体や生殖腺または、解剖学的に性の発達が生まれつき通常の状態と違うことを指します。

私たちは、男の子か女の子のどちらか性が決まった状態で生まれてきます。でも、性が決まっていない状態で生まれてくる子たちが少ないけれど存在するということをご存知でしょうか。みなさん、ご自身の赤ちゃん手帳を見た事がありますか？性別の欄に、男・女・不明という項目があること。

助産師さんたちは、生まれてきた赤ちゃんのお股の部分を見て、性別を判断します。

ただ、生まれ持った疾患で女の子か男の子か、どちらかわからない場合不明という項目に〇がつきます。

それから、お父さん、お母さんはたくさん悩んで、悩んで。赤ちゃんの性別を決めます。というのは、出生届には男・女の2種類しか〇を打つところがないから。出生届は生後2週間以内に提出しなければいけないけれど、2週間ぽっちじゃ大事な大事な我が子の人生を決められない。お医者様からの書類を役所に提出すると、提出期間の延長が認められるので、ご両親とお医者様とそれをサポートするスタッフで決めていくそうです。

今回の講演では、性分化疾患の総排出腔遺残症’（そうはいせつくういざんしょう）の女の子たちのお話しを聞かせて頂きました。総排出腔遺残症とは、尿道と膣と肛門の出口が１つになってしまっている病気の事です。悲しく、心が痛むお話しもありました。でも、講演をして下さった先生は、おしゃれや恋愛や結婚生活、子育てを楽しんでいるとてもきらきらした女性たちのお話もたくさんして下さって。先生自身がとても愛情を持って関わっていることが感じられた講演でした。

とても印象的すぎてな、患者様にも何度かお話しさせて頂きました。そんな子たちがいるなんて知らなかった！という驚きのお言葉や、自分の赤ちゃん手帳見返してみよう！とおっしゃって下さった方も。

もしも、もうちょっと詳しく知りたいなって方は林に聞いてみて下さいね♡

さて、不妊カウンセラー養成講座も残すところあと1回！次は秋にまた東京まで行って受けてきます♪

今回の冊子はオレンジでした🍊 

セミナーを受けた近くにある虎ノ門ヒルズにはこんな不思議なオブジェが…！！なにやつ…！！

どら…！！なんとかえもん！

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